自然の学びを生かした住まいづくり24

・メダカの水はなぜ腐るのか?
・植物はなぜ朝日を必要とするのか?
・植物は根に影響を受けるのはなぜか?
・花ビンの花はなぜすぐにダメになるのか?
・食べ物はなぜ腐るのか?
・カーテンがカビるのはなぜか?
・低気圧は体調を崩しやすいのはなぜか?

私達が生活してゆく上に
色々と自然が教えてくれることが
たくさんあります。その住まいづくりを
かかげてみました。



木材を使用しない良質住宅はありえない

 「一世一代の住宅づくり、これが最後の住宅づくりと考えた時に、住宅に木材が欲しくありませんか」と聞きますと、皆さん異口同音に木材を求めます。アンケートで「住宅に適応する資材は、コンクリート、合成資材、木材のうちどれか」と聞くと、これもまた必ず「木材」を選びます。さらに、工法の選択の項では、圧倒的に木材住宅を求めます。とくに、古い木造住宅に住んでいる人は木材に愛着をもっており、古くなればなるほど、木材や木の板に執着するようです。「住宅とは新しい期間より古い期間のほうが長いのですよ。古くなっても愛着をもてる住宅こそ良質住宅ではないでしょうか」と申しますと、どなたも同意されます。
 
 しかし、そうすると現代の量産住宅の「良質」とは何を意味しているのでしょうか。メーカーサイドの宣伝用語と利用者が求める住宅のギャップは住宅が古くなるほどに大きくなります。住宅は「壊れる」ものではなく「壊される」ものです。住む人が安心と満足と愛着をもつような、木材をたっぷり使用した自然と共生できる住宅ならば「壊される」ことはないのです。

 一方、量産住宅は耐久性はあっても十分には利用できず、生活環境としての不自然さや不都合のせいで住む人によって惜し気もなく「壊され」ているのが現状です。住宅職人の我田引水ととられても、あえて強い自信と信念から述べますが、木材や有機質資材に囲まれた環境でなければ健全な家庭は育まれません。人間も住宅も自然の一部であり、自然との調和がなければ自然体の「幸福な家庭」の永続は望めません。
 
 住宅に木材を求め、木材の多くの特質(調湿、保温、ぬくもり)を効果的に利用し、石化エネルギーによる人工的な環境は可能な限り避ける計画によって個人も国も利益を得られることになります。今こそ、原点にもどり、優秀な日本民族を培ってきた伝統の価値を見直すべきであります。

 幸せを生む住まい 間取りは住まいの命
  ウシキ株式会社
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