・植物はなぜ朝日を必要とするのか?
・植物は根に影響を受けるのはなぜか?
・花ビンの花はなぜすぐにダメになるのか?
・食べ物はなぜ腐るのか?
・カーテンがカビるのはなぜか?
・低気圧は体調を崩しやすいのはなぜか?
私達が生活してゆく上に
色々と自然が教えてくれることが
たくさんあります。その住まいづくりを
かかげてみました。

自然と調和した住宅環境は素直な子どもを育てる
子どもは家庭環境によって人間としての基盤を確立していきます。つまり、子どもは人生の拠点である住まいの影響を引きずって人生を歩むことになります。もし素直な子どもにしたいと思ったら、生活が自然体でなければそういう子どもは育ちません。陽性環境(自然と調和した環境)か陰性環境(人工的密閉環境)かによって子どもの性格が変わります。
たとえば住宅環境が春夏秋冬の季節の変化で満たされたら、感性や情緒が豊かに育まれます。それは純粋な子どもの五官が四季の気候や香りに刺激され、陽性の脳内モルヒネが分泌されるからです。とくに木材のような有機質環境は子どもの情緒を安定させます。このことは木箱、コンクリートの箱、プラスチックの箱を使ってマウス実験をした結果、わかったことです。
住宅環境と住む人の相関関係で最も早い時期に明らかになるのは家族間の信頼関係の良否です。とくに親子の関係と子どもの性格づくりについては、はっきりしています。まじめな住宅(自然体)の環境と不まじめな住宅(人工的)環境では培われる人間性の良否が明らかにわかります。
子育ての環境を考えず、見栄えに惚れて求めた住宅で幸福な人生が永続できると思い込んでいる人が多いのは残念です。家庭の幸福の条件として欠くことのできないことに「子どもが良い子に育つこと」があります。それには親子の断絶や兄弟同士の断絶を防止するシステムが日常生活の中に生かされていなければなりません。家族間で意思の疎通が自然体で行われるような仕組みは、主婦を中心とする機能と環境を整えることから生まれます。とくに親と子どもがさりげない会話ができるためには住宅はどうあるべきかを考えます。親子の信頼関係は会話がはずむことで強まりますから明るい気持ちで双方が解り合える環境づくりこそが大切です。そのような環境づくりには豪華で広大な住まいでなければならない理由はありません。たとえ狭くて質素な住宅であっても、豊かな心情をもてる雰囲気はつくり出すことができます。自然に順応した住まいの計画が大切です。
幸せを生む住まい 間取りは住まいの命
ウシキ株式会社