きれいな空気を生む 住まいづくり54

・メダカの水はなぜ腐るのか?
・植物はなぜ朝日を必要とするのか?
・植物は根に影響を受けるのはなぜか?
・花ビンの花はなぜすぐにダメになるのか?
・食べ物はなぜ腐るのか?
・カーテンがカビるのはなぜか?
・低気圧は体調を崩しやすいのはなぜか?

私達が生活してゆく上に
色々と自然が教えてくれることが
たくさんあります。その住まいづくりを
かかげてみました。



間取り計画は人生計画である 【 1 】

 家庭における中心人物は家族全員がその人を中心に集まり、しかもその人が家事万端をこなす責任者であるということから、一般的にいえば主婦でしょう。家庭生活にあって、家族の誰もの心身の健康が望まれますが、中でも主婦の健康の良否によって家庭全体の明暗が左右されるものです。家庭がいつも明るく楽しい場所である第一の条件は、主婦が元気で明るい表情を保てる事だと私は考えています。したがって、主婦がストレスを募らせないための環境と機能を住宅に仕組んでこそ「幸福を生む住まい」が現実のものとなるのです。
 私は間取り計画は、家族にとって重要な場所の順に何を求めどうあるべきかを検討して、位置や広さ、他の部屋との関係を考え合わせて決定することが大切だと思っています。そこで、住宅における利用目的を大別し、正しい環境の配分ができる方法を研究してきました。
①根幹―家庭生活で中心的役割を果たす場所。台所、食堂、居間または茶の間。
②準幹―根幹に準ずる場所。玄関、寝室、子ども室、便所。
③枝幹―特別の役割や機能を持つ部屋。洗面所、浴室、客間、納戸、その他。
このように住まいの要素を三つに分け、それぞれの役割を徹底的に考えながら間取り計画(環境配分)を練りあげていきます。
さらに各部屋各部分の役割を明確にしていきます。たとえば、窓の位置や大きさは敷地環境に適応させて考えていきます。自然の恩恵(日照、通風)を効果的に取り入れ、生活の流れに従って自然との関係を配慮します。また、各室の出入口は単に動線の合理性だけでなく、数歩無駄な距離でも物を置く位置や室内環境を考慮に入れます。
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