・植物はなぜ朝日を必要とするのか?
・植物は根に影響を受けるのはなぜか?
・花ビンの花はなぜすぐにダメになるのか?
・食べ物はなぜ腐るのか?
・カーテンがカビるのはなぜか?
・低気圧は体調を崩しやすいのはなぜか?
私達が生活してゆく上に
色々と自然が教えてくれることが
たくさんあります。その住まいづくりを
かかげてみました。

地震に強い木造軸組工法①
日本の風土に培われてきた伝統的な住宅の基本は、木造軸組工法です。この工法は社寺仏閣の工法を住宅に応用したもので、木材を木材を釘や金具を使わずに組み合わせた工法です。組み合わせの仕口(接合方法)は上木と下木として、一度組んだら容易に外れない仕組みになっており、世界中で最もすぐれた工法であるといわれています。その技能を発揮する大工職人は「匠」と呼ばれ、工匠としての使命を果たしてきたのです。
木材軸組工法は単に技術的に完璧な仕組みをもつばかりではなく、点(柱)と点(柱)を梁や胴差という横架材でつなぐ構造体にあるため、間取りや閉口部を自由にとることができます。これは壁面による制約のない最良の工法です。日本のデリケートな気候風土に最も適し、自然と共生できる住宅環境を可能にするすぐれた工法です。日本家屋に最も適している工法は木造軸組工法であると思います。
1995年1月に発生した阪神大震災の折に、不運にも地震活動帯にあった建築物は倒壊または崩壊しました。高速道路、高架鉄道、鉄筋コンクリートの建築物、戦後間もなく建てたバラックのような木造住宅等、活動帯上の建築物はすべて倒れました。その後、大手ハウスメーカーは自社の住宅の健全ぶりを競ってPRし、木造住宅が地震に弱いかのように大衆に思わせたのです。他人の不幸を利用して自社に有利な宣伝をするとは、なんと卑怯な行為でしょうか。木造住宅が倒壊したのは不運にも活動帯に建っていたからだけのことです。
このように現代は企業経営のモラルが退廃し、程度の低い卑しい経営理念にはあきれるばかりです。自社の利益を得るためには手段を選ばぬ行為を平気で行い、大衆もそのことを受け入れてしまいます。このような日本人の倫理観のなさが政治や経済を通して世界に不信の種をまき散らしているのは本当に残念なことです。
幸せを生む住まい 間取りは住まいの命
ウシキ株式会社