自然の学びを生かした住まいづくり⑤

・メダカの水はなぜ腐るのか?
・植物はなぜ朝日を必要とするのか?
・植物は根に影響を受けるのはなぜか?
・花ビンの花はなぜすぐにダメになるのか?
・食べ物はなぜ腐るのか?
・カーテンがカビるのはなぜか?
・低気圧は体調を崩しやすいのはなぜか?

私達が生活してゆく上に
色々と自然が教えてくれることが
たくさんあります。その住まいづくりを
かかげてみました。



住宅環境に仕組む幸福の条件

幸福な家庭の計画は、まず幸福であるための条件を住宅に仕組み、住宅環境による作用と住む人との関係を正常にすることから始まります。つまり住む人に良い影響や感化をもたらす住宅環境を設計することです。
一、心身共に健康であるための住宅は、住宅環境と健康との因果関係を諸条件に適応させて計画(設計)をすることが大切です。
二、平和で安心な家庭生活を永続できる住宅は、家族同士の信頼を保つための諸条件を住宅環境に仕組むことで可能になります。
三、豊かな家庭経済を保つ住宅は、堅実で乱費ぐせのつかない家庭環境を自然に同化させることで可能になります。
四、良い子どもが育つ住宅は家庭のルールと良い生活習慣を確立するための住宅環境を仕組むことで可能になります。
五、毎日快適な生活ができる住宅は、夏涼しく冬は暖かく自然と共生でき、副作用や後遺症のない住宅環境を仕組むことで可能になります。
以上の五つが幸福のための条件となります。

 幸せを生む住まい 間取りは住まいの命
  ウシキ株式会社

自然の学びを生かした住まいづくり④

・メダカの水はなぜ腐るのか?
・植物はなぜ朝日を必要とするのか?
・植物は根に影響を受けるのはなぜか?
・花ビンの花はなぜすぐにダメになるのか?
・食べ物はなぜ腐るのか?
・カーテンがカビるのはなぜか?
・低気圧は体調を崩しやすいのはなぜか?

私達が生活してゆく上に
色々と自然が教えてくれることが
たくさんあります。その住まいづくりを
かかげてみました。



どこの家庭にも共通する幸福の条件

 だれもが望む幸福な家庭の姿は、きわめて普通の家庭や家族の状態であり、特別なものではありません。たとえば病弱な人は健康であることを願い、健康が何よりの幸福と思っています。家庭内にイザコザが多く、親子間や夫婦間、または兄弟間に信頼感が乏しく不和に悩まされている家庭は、家族が仲良く安心で平和な生活ができることを望みます。平和な家庭が幸福の源と感じるでしょう。また、家庭経済が貧困で、いつも金銭的苦労に追われて生活している家庭では、何よりも豊かな経済を求めるでしょう。

人間とは欲が深く、自分が健康で安心平和で豊かな経済に恵まれていても、子孫が健全な生活のできることを望んでいます。つまり子どもが良い子に育つことも幸福の条件の一つなのです。そして毎日、快適な生活を続けることが幸福の条件となります。

各家庭によって幸福のための条件は多少異なりますが、どの家庭にも共通する条件と断定できることをまとめると次の五つになります。
一、家族の心身が健康であること。
二、家庭が安心平和な楽しい雰囲気であること。
三、家庭経済が豊かであること。
四、子どもが良く育つこと。
五、毎日が快適であること
 
住宅は、この五つの条件を実現できるものでなければ「幸福を生む住まい」とはいえません。そのためには、住宅と五つの条件との因果関係を分析して、良い結果のでる方程式を住宅環境に仕組むことです。その方法は決して特別のことではなく、簡単な要領を会得すればどなたでもできます。

 幸せを生む住まい 間取りは住まいの命
  ウシキ株式会社

自然の学びを生かした住まいづくり③

・メダカの水はなぜ腐るのか?
・植物はなぜ朝日を必要とするのか?
・植物は根に影響を受けるのはなぜか?
・花ビンの花はなぜすぐにダメになるのか?
・食べ物はなぜ腐るのか?
・カーテンがカビるのはなぜか?
・低気圧は体調を崩しやすいのはなぜか?

私達が生活してゆく上に
色々と自然が教えてくれることが
たくさんあります。その住まいづくりを
かかげてみました。



真実の幸福とは家庭の幸福である

 住宅設計に当たって「住宅」と「家庭」の相関関係を追及すれば、家庭における幸・不幸の原因を考えることが不可欠となります。人間なら誰でも「幸福」を求めて人生街道を歩むでしょう。そして、それは単なる一時的な幸福感を求めているのではなく「永続した幸福状態」を求めようとしているはずです。

しかし、そのつもりでもどこで横道にそれるのか予想もしない不幸に直面することもあります。それは決して宿命的なものではなく、原因をつくって結果が出たのにすぎません。すべて因果律によるものです。家庭における幸・不幸もまぎれもなく家庭でつくられるもので、その原因となるのは家庭環境です。家庭における幸福とはどのようなものであるかを知らずして幸福な家庭が永続する住宅はつくれません。とくに建築家と称する設計者は、住まいと幸福の因果関係については真っ向から否定する人が大部分です。

1981年から主宰しているホーミースタディグループ(HSG)では、日本各地で真剣に研究を続けてきました。そして、真の幸福とは単なる充実感や満足感のように瞬間的な感情ではなく、永続する幸福感が家庭と共にあることであると確認しました。つまり人間社会で求められる幸福とは家庭の幸福であると断定したのです。家族を構成する家族たちは家庭環境によって育まれ、その家庭環境は住宅環境によって左右されることも確認しました。このような住宅の果たす役割の重大性を考えた時、プロとしての責任の重さを痛感するのです。

 幸せを生む住まい 間取りは住まいの命
  ウシキ株式会社

自然の学びを生かした住まいづくり② 

・メダカの水はなぜ腐るのか?
・植物はなぜ朝日を必要とするのか?
・植物は根に影響を受けるのはなぜか?
・花ビンの花はなぜすぐにダメになるのか?
・食べ物はなぜ腐るのか?
・カーテンがカビるのはなぜか?
・低気圧は体調を崩しやすいのはなぜか?

私達が生活してゆく上に
色々と自然が教えてくれることが
たくさんあります。その住まいづくりを
かかげてみました。



自然を拒絶し、正常な生活環境を捨てた現代の住宅

 地下深い環境では、あらゆる生物が生存できません。現代の住宅は視覚でとらえれば外観も室内も立派なものです。しかし、夜寝ている時や真っ暗な時は、触覚(皮膚感覚)だけで環境を感じますから、触覚がとらえるのは地下深い穴居環境です。そのような環境は人間の住む正常な環境といえるでしょうか。

地下資源で囲まれた環境で健全な精神や肉体が育まれると信じられるでしょうか。 また、日本の四季の変化によって情緒や感性を育むことのできた開放的なかつての住環境が否定されています。省エネルギーの名目で住宅を密閉化し、外気を拒絶し、石化エネルギーを使用するようになりました。四季の香りも変化もない室内での生活は人間にとって適した環境といえるでしょうか。このことによる悪影響が少ないことを祈るだけです。

 幸せを生む住まい 間取りは住まいの命
  ウシキ株式会社

自然の学びを生かした住まいづくり①

・メダカの水はなぜくさるのか?
・植物はなぜ朝日を必要とするのか?
・植物は根に影響を受けるのはなぜか?
・花ビンの花はなぜすぐにダメになるのか?
・食べ物はなぜ腐るのか?
・カーテンがカビるのはなぜか?
・低気圧は体調を崩しやすいのはなぜか?

私達が生活してゆく上に
色々と自然が教えてくれることが
たくさんあります。その住まいづくりを
かかげてみました。



地球環境破壊の元凶は工業化住宅

 現代住宅で最も重要な課題は環境問題です。環境保護の意識と環境科学がなくして人類の幸福な未来はありません。地球環境が破壊された原因はいろいろありますが、中でも住宅産業による環境破壊は最も大きなものです。

 最近の住宅は消費財という発想から一般商品のように見込み生産、大量販売システムによって供給されるようになりました。同時に地下資源(無機質資材)が大量に使用され、工業化住宅として生産性と採算性に寄与してきました。その結果、地上資源も地下資源も枯渇しつつあります。現代の住宅は無機質を主な資材として、地上に地下環境と同じような環境を実現させました。そのような環境を補うために、石化エネルギーによって空気を調整した人工環境をつくりました。この現実は健全な社会のものなのでしょうか。

 幸せを生む住まい 間取りは住まいの命
  ウシキ株式会社

コロナの影響を受けず きれいな空気を生む住まいづくり⑥

快楽を快適といつわる高気密住宅

 人間である以上、共通して求める環境は自然に満ちた環境です。
あえて高い資金を投資する高級住宅は、自然環境の豊かな場所です。また、人々は余暇があれば海や山に自然を求めて出向きます。
それなのに、いつも住む環境である住宅には自然を求めようとする意欲がありません。また地域の環境は意識し、自然破壊を否定しながら、住宅という最も身近で最も長期間接する環境には自然を求めないのです。一番問題なのは高気密化です。
高気密化住宅が快適住宅だと宣伝しているハウスメーカーが多いのですが、快適とは心や肉体が心地よく感じると同時に人間の体や環境に悪い作用がないことをいいます。密閉された室内の人工的な環境は人体に有害な快楽的環境でり、快適な環境ではありません。「快適」と「快楽」を混同して考えてつくられた住宅で健康な心身が育まれるでしょうか。

風通しをよくするための教科書

 幸せを生む住まい 間取りは住まいの命
  ウシキ株式会社

コロナの影響を受けず きれいな空気を生む住まいづくり⑤


人間は有機質環境で進化してきた

 無視されているのは住宅環境ばかりではありません。人間の体内環境にも人々の関心はないのです。人間は肉体そのものは自分個人のものと決めつけていますが、それは人間の自惚れであって、人体も自然の一部です。つまり体内も自然環境であり、それが証拠には体内の諸機能の活動は何一つとして自分の意志では自由にできません。皮膚の中も自然の一部であると同時に、住宅も自然の一部であり、すべて自然体で共存共生ができるはずです。自然に同化し、自然の法則に順応することなくして健全性は培われません。
 人間は地上の動物であり、そのために進化してきました。しかも有機質で囲まれた生活環境に移ってから急激な進化を遂げてきました。石器時代から縄文時代に推移した時から、生活文化が高度化され現在に至っています。人間にとっていかに有機質のものが大切かよくわかります。

風通しをよくするための教科書

 幸せを生む住まい 間取りは住まいの命
  ウシキ株式会社

コロナの影響を受けず きれいな空気を生む住まいづくり④


自然対策が片手落ちの住宅は不幸の巣

 住宅を計画するにあたって、共通して必要なのは、その土地における自然の恩恵を可能な限り住宅内に取り入れることです。また、その土地に特有の自然の脅威から家族や財産を守る囲いとしての住宅を考えることです。ここで大切なことは、自然の恩恵と脅威に対するバランスのとれた住宅の計画が不可欠な条件だということです。
 しかしながら、一般化されている現代の住宅は住む人の思いを無視し、ハウスメーカーの指向が優先されています。リスク負担を避けるために、ただ自然の脅威だけに配慮し、自然の恩恵を取り入れる対策が軽視されています。とくに問題となるのは、自然の恩恵を拒絶して人工的に空気調整をする「省エネルギー」をうたった住宅が推奨されていることです。私は理解に苦しまざるを得ません。不自然な住宅環境で健全な家庭の存続が可能か否かを冷静に判断すべきだと思います。

風通しをよくするための教科書

 幸せを生む住まい 間取りは住まいの命
  ウシキ株式会社

コロナの影響を受けず きれいな空気を生む住まいづくり③


土地の環境に適応させぬ住宅は本物ではない

あらゆる生物が環境に支配されています。環境に適応できない生物の存在は許されません。しかし、生物は懸命に生活環境をつくり、またその環境の影響を受けながら生存を続けています。とくに、人間は住宅という生活環境をつくることのできる唯一のすぐれた動物です。そのために地球上のいたるところで生存ができ、結局は地球を制覇できたのです。
 住宅は、その土地の自然環境(気候風土、地域性、立地条件)に適応させたものでなければなりません。そうでなければ健全な家庭生活ができないのです。規格化された建物は住む土地に適応させることはできません。かつて伝統的な木造住宅は地場産業として、その地域の気候風土を熟知した人の生活体験による知恵を駆使して計画されたものです。そして地元の大工、工務店が建物を請負うのが基本でありました。

風通しをよくするための教科書

 幸せを生む住まい 間取りは住まいの命
  ウシキ株式会社

コロナの影響を受けず きれいな空気を生む住まいづくり②


住宅に潜む環境への弊害は大きい

 住宅の利用効果は高度な利用目的追求から生まれます。つまり高付加価値住宅とは幸福な家庭の存続条件が効果的に仕組まれた住宅のことになります。

 たとえばアトピー性皮膚炎が発生するような住宅はソフト(環境の利用効果)を全く無視した住宅です。つまり、生活環境を構成する建物(囲い)に使用されている資料や間取り(環境配分)のとり方で住宅の利用効果の優劣が決まるのです。いかに高価な材料や稀少価値を誇る資材を使用しても、その環境が健全な家庭をつくる条件とならない場合は、その住宅は高付加価値住宅ではないということになります。たとえ素朴な資材でも環境上の弊害が生じずに安心で平和な生活ができればいいのです。アトピー性皮膚炎の発生は今の住宅が抱える問題の氷山のごく一角です。もっと大きな問題が住宅環境に潜在しているのが現代の住宅です。

風通しをよくするための教科書

 幸せを生む住まい 間取りは住まいの命
  ウシキ株式会社