コロナの影響を受けず きれいな空気を生む住まいづくり①


住宅は利用効果で評価すべきもの

 すべての商品は社会の認知を得るために高付加価値の追求に懸命です。現代においては単なる商品の存在だけでは販売競争で生き残れません。その商品の「価値の認知」こそ熾烈な販売競争に耐えられるのです。

 住宅という商品は付加価値なき商品であるため、単純に面積単位で価格付けをされ商品内容の比較も関係なく「坪当たり」「㎡当たり」という値付けをしても矛盾を感じさせません。常識的価値付けであるなら建物の品質、設備機能の優劣だけでなく、利用効果の価値を評価すべきであるのにソフト的要素に対しては無関心な人が多いのです。この重大な偏見性が、住宅における環境上の弊害を続出させて、人々に不幸の原因を与えてきました。このことは住宅業界の問題だけではありません。業界を指導する立場の行政も国民も、全体が住宅観を変えなければなりません。

風通しをよくするための教科書

 幸せを生む住まい 間取りは住まいの命
  ウシキ株式会社

きれいな空気を生む 住まいづくり



今の住宅は間違いだらけ
観光で幸せになる住宅はこう建てる〈第8回〉

住宅の役割に対する偏見が不幸を続出する

 住宅の役割に対する偏見が住む人の運命を悪くしている事実を多く見受けます。
このことは他人事とは思えません。
悔しいまま住むうちに不幸の原因を芽生えさせているのが現代人です。
これは決して脅しではありません。

 ただ、すぐには環境作用の弊害が顕著化しないため、その因果関係がわからずにいるだけです。
 
 地球環境や地域の環境だけが生物や人間に影響を与えるものではありません。
詳しくは後ほど述べますが、住宅とは何かを確認し、持ち家を持つ目的を明確にし、目的を果たせる住宅はどのような住宅であるか、よく研究して選択すべきではないでしょうか?
たとえ多忙に追われている人であっても、他人や業者任せの住宅造りでは幸福な人生を拒否するのと同じです。

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